”2位”はPart VI 第29章〜第46章です。
個人的な見解を交えた、概要です。
Part VIは、長いので前篇・後編に分けます。
今回は前編(第29章〜第36章)です。
全82章からなっていて、大分類は
Part 1〜12の大分類となっています。
全体の大まかな要約は、こちらです⇩
- Part VI 最高の投資戦略
①これから手にする資金を利用した投資戦略
②すでに手にしている資金を利用した投資戦略
の2項目がありますが、とにかく何らかの形で
投資資金を用意する必要があるということです。
⇨その月に残った金額ではなく、先に貯めようとする
金額を差し引いて貯蓄し、残りの金額で支出計画を立てる。
⇨その日に財布に残った小銭を貯蓄する(小銭貯金)
⇨クーポン券で浮いた金額を貯蓄!
これから手にする資金を利用した投資戦略
1.毎月の少額貯金が数百万円になってから投資する。
2.毎月の小額貯金をその都度投資する。⇦
ドルコスト平均法にて投資する。
(毎月定額で投資商品を購入する。)
※ドルコスト平均法を利用すれば
「いつ投資するか?」は、たいした問題ではなく、
定期的に投資をすることと、投資を続けている事が
重要!
問題点その1:下がった時には、たくさん買う気が薄れる。
問題点その2:いつの間にか、途中でやめてしまう( ̄∇ ̄)
ー注意点①:個別株でなく、株式ファンドを利用する。
⇦リスク分散
ー注意点②:できるだけ変動の大きい投機的な商品を
利用する。⇦ドルコスト平均法の効果を最大限に
生かすため。(安い時に大量に購入できるので、
値上がりした時、大きな利益が狙える。
・インカム平均法 ⇦ドルコスト平均法よりローリスク
ー 元本でなく、収入でリスクをとる平均法
国債などの安全な投資先で得た、利子分を
株式などのリスクが高いもので、構成された投資信託等に
投資する方法。
・バリュー平均法 ⇦ドルコスト平均法よりハイリスク
ー 一定の間隔に一定の金額になるよう投資を
成長させていく方法
商品の値段が上がれば投資金額を少なくし、
商品の値段が下がれば、一定金額に達するように
投資金額を多くする。
⇦管理が必要、期間ごとの投資金額が変わるので
価格下落時には大きな資金が必要になる。
⇨確定拠出年金・NISAなどを活用して税金をできるだけ
少なくし、複利効果を最大限に利用できる方法を取る。
(余剰資金がある場合は、一般の口座で積立投資を行う。)
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この内容から・・・・・
月々の給料から、一定額を先取り投資し、確定拠出年金や
NISAの制度を活用しながら、海外株式を中心とした
値動きの激しく、変動幅が大きい商品(EFT・投資信託)へ
ドルコスト平均法を採用し行うのがベターかなと思いました。
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✖️すべてのお金をすぐに、株式に投資する。
⭕️すべてのお金をすぐに、投資する。
・日々の変動にとらわれてしまうと、資金の減少に危機感を
持ってしまうため、「上がっているうちに買いに入ろう。
下がっているから売っておこう」と、その場的な対応を
してしまうため、取引が増え、結果的には損をしてしまう
可能性が高くなってしまう。
・株式投資で成功するためには超長期的(15〜30年程度)の
上昇トレンドに乗る戦略を取る必要があり、投資期間を調整
(延長)することによって、ある程度安全で予測可能な投資資産へ
転換することができる。
・危機の時期とは、多くに人たちの投資意欲が低下する時で
あるが絶好の投資時期である(⇦歴史が証明している。)
・投資が消滅してしまったら、経済が止まり、生活するのが
やっとの状態(もしかしたら生きていれないかもしれない)に
なる可能性があるので、そもそも貨幣経済が成り立たなく
なっているかも。
「安値で買って、高値で売る」を長期間にわたって、
一貫して当て続けることは難しい。
⇨タイミングを誤ることは必然的に起きる。
・特に個人投資家は、良いニュースが出て値段が
上がってしまった後に、高値で投資商品を買い、
一方で、暴落中には安値でパニック売りをしてしまう
ということを繰り返してしまうため、値段が大きく
変動しても、投資商品を持ち続ける必要がある。
・気分、感情、頭で判断せず、機械的に実行すべき
こと(ドルコスト平均法など)を淡々と行う必要がある。
ヨーヨーの上下:短期間での変動
のぼっている丘:長期での上昇トレンド
超長期間では、予測可能であり、安定して
上昇していることを理解しておく。
”悲哀” ⇨悲観的な気分
”希望”(楽観・高揚)⇨希望的観測
投資家心理のサイクル
楽観 ⇨ 高揚 ⇨ 興奮 ⇨ 熱狂的陶酔感
不安 ⇨ 否定 ⇨ 恐怖 ⇨
絶望 ⇨ パニック ⇨ 降伏 ⇨ 憂鬱 ⇨
悲哀 ⇨ 希望 ⇨ 安心 ⇨ (楽観)
このような投資家心理があるため、
世間一般や投資家の意見を聞いて売買すると
売り時、買い時を逃しやすくなり
失敗につながってしまう。
過去のパフォーマンスや商品評価に頼るような、
買い方方法は”過去のパフォーマンスは、将来を
保証するものではない”投資の世界に当てはめては
いけない。
夏になれば雪がなくなってしまっているのと同様に、
マーケットのパニックは長くは続かない。
投資というのは超長期のパフォーマンスが重要であり、
安全ではない変動(短期的なヨーヨーの上下のような
変動)は投資というのぼっている丘への旅程での
旅のお供です。
バイアス(偏見)は、ほぼ誰にでもあり、人間の脳の働き
でもあります。バイアスにより投資行動が左右されます。
①直感的バイアス ⇨直感的に数値情報を判断せず。
一度紙に書き出し正しいかどうかをチェックする。
②心の会計バイアス ⇨”〜のような感じ”に基づいて
投資判断をせず、損益を明確に、かつ定量的に判断する。
(どこで、どのように使ってもお金の根本的な価値は
同じなので感情によって変化させないこと。)
③区分化バイアス ⇨区分化バイアスが生じるのは、
お金の問題を扱う際に、他の部分に対する影響を
考えずに孤立して考えることをいう。このように孤立・
区分化してまうと、同じ投資商品を別の口座で重なって
購入してしまうことがあるので、投資商品については、
特に区分化してしまった口座があるなら、一括で
管理(または記録)しておく必要がある。
④パターン認識バイアス ⇨過去の投資商品の値動きが
どのようなものであったかに基づいて、投資対象を
選定したり、避けたりし、将来の結果を過去の動きより
予測できると思ってしまう。
⑤直近バイアス ⇨マーケットが上昇していれば、
上昇が続くと考え、下落していれば、これからも
続くと思ってしまうこと。
(先程の”気が動転すると真夏に雪が降り積もる?”の
心境になってしまうこと。)
⑥内集団バイアス ⇨近隣に本社がある会社、自分が
使用しているメーカー、インフラなどの会社の株式を
よく思って選定してしまうこと。
⑦楽観的バイアス ⇨不都合な事は自分には起こらず、
好都合な事は自分に起こると思ってしまう事。
楽観バイアスによって、人間は自らの才能や能力や
知識に関して自信過剰になるものです。
その結果、リスクというものを過小評価してしまいます。
(知識とかでは、”ダニング=クルーガー効果”かな?)
⑧コントロール幻想バイアス ⇨自分には特別な力が
あると幻想し、自分の行動によって出来事を
良い方向にコントロールできると考えがちです。
⑨悲観的バイアス ⇨一度マーケットが下落すると
もう戻らないのではと考えたり、経済が破綻するなど
起きそうにもないことを考え悲観すること。
⑩悲劇的バイアス ⇨⑨の悲観的バイアスが必ず起きると
信じ込むことです。(株価暴落時にはマスメディアの
煽りの効果も大きいかも。)
⑪後悔回避バイアス ⇨後悔を避ける為に意思決定を
遅らせることです。
(ロスカットが自分の決めた損失範囲でできなくなるも
”後悔回避バイアス”かもしれません。このままにして
おけば上がるかもしれない・・・という楽観的バイアス
もおまけでついてきそうです。)
⑫授かりバイアス ⇨一度所有したものを、自分が
手にしているという理由だけで、価値が上がったように
感じてしまう心理状態です。(真価を第3者的な
目で見るように常に監視をし、自分の思う価値と
調整しておく必要がありそうです。)
⑬群集心理バイアス ⇨仲間がその商品を買って
いるのを見て、自分自身も欲しくなり買ってしまう
心理です。
⑭アンカーバイアス ⇨商品の定価など比較検討を
行う際に、先に表示されている情報を基準に選択を
してしまうことです。
⑮注意の錯覚バイアス ⇨1つの出来事に強く
集中してしまい、ごく当然に注意しなければいけない
他の出来事を見落としてしまうことです。
⑯記憶の錯覚バイアス ⇨記憶は不正確なことが
多い為、投資判断を行う際は、今一度商品や投資対象の
再確認を行う必要があります。
(都合の良いように記憶しまうことありますね・・・)
政治家は経済学者や企業のオーナーではないので、
不確定要因になるだけです。
(短期的な取引には有効かもしれませんが・・・)
個人的な意見を交え簡単に、まとめただけなので
ぜひ、書籍で詳細を読んでください。
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